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2007年02月25日

●「春の鯨」 アルカス演劇さーくる第3回公演

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先日、久しぶりにお芝居を観にいった。

ずいぶん前にチケットを買ったのは、お目当ての女優さんを見たかったからなんだけど。
頂いたフライヤーで興味が出た。


お話の舞台は2006年4月4日。全国高校野球甲子園大会決勝。
長崎代表の清峰高校 VS 横浜 という実際にあった事実の上に素敵なファンタジーが描かれていた。
佐世保のとある居酒屋さんで決勝をTVで肴に酔っ払う店主やご近所のお客さん。
店主の二人の娘や娘の高校時代からの友人を交えて生き生きとしたドラマだった。
きちんと細かくキャラクターの設定がなされていて分かりやすく、それぞれが魅力的、そして地元の言葉使いも観客に届きやすかったと思う。

育った街を離れて暮らしていて、高校野球で地元の高校が甲子園に出場しているのをふと見ると懐かしくなって帰りたくなる・・・そんな登場人物の一人の心情に見事に重なって、変わらず迎えてくれる地元の友人のありがたさなんかが沁みて泣かされてしまった。舞台のお芝居癖で「あ、お芝居」と現実に戻ることもあったんだけど。

主要キャラクターにはそれぞれに「あ、分かるなぁ」という部分がたくさんあって、本当に生きて生活していそうな感じがするくらい素敵だった。
私の大好きな人は、役そのままになっていて、見終わってからふと現実の彼女より輪郭がはっきりしているのではないかと思ったりした。今度お会いしたら役名で呼んでしまうかも知れないくらい。

お芝居の後にアフタートークがあって、脚本の方と演出の方がどうやってこのお芝居ができたか話してくれた。会えないはずの人を想っていたら、彼の若き未亡人の姿を見つけたので声をかけた。

お芝居の余韻にひたって、ぼんやりお茶をして帰った。
役者のみなさん、スタッフのみなさん、素敵なお芝居をありがとう。

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