『HOTLINE2005九州ファイナル』に行ってきました。
これは、全国展開の楽器店「島村楽器」が主催するコンテスト。各県の代表が地域ごとに選ばれ、最終的に日本一が決定するという、四半世紀もの歴史があるというコンテスト。
佐世保店代表の6号と共に、企画されたバスツアーに参加した。
今や「妻より6号」の我が旦那さまが、愛情をこめて作っている彼らのホームページは→こちら
島村楽器佐世保店のスタッフに見送られ、朝8時過ぎにバスは出発。
お店の開店は10時だというのに、振られる手の多さに胸が暖かくなった。
バスの中で、今回の応援団に平団長が就任されたり、
島村楽器のTさん(OfficeTRENDY代表)進行の、6号メンバーからのプレゼント抽選会が行われたり、
楽しい時間を過ごした。
メンバーからのひとことに、そこはかとない緊張が感じられ胸は高鳴って行くのでした。
午前10頃、バスは福岡天神に到着。
旦那は6号と共にリハーサルからイムズホールに入らせて頂けるというので、
きっちりいい画を撮ってね、と送り出し。
デキた嫁の私は(笑)一人で集合時間までショッピング。
カフェに行き、絵画の個展やアクセサリーの個展を眺め、買い物と楽しんだ。
イムズホールの入り口には、平団長、平妹副団長をはじめ6号を応援する人たちが集まっていた。
バスツアー以外にも自力で福岡に来られた皆さんも大勢。
そのまま開場と共にステージ前の一番いい位置を一団でキープ。
コンテストの緊張感を緩和するんだと、団結力が素晴らしい。
初めて足を踏み入れたイムズホールは、フラットな床にピンク色の椅子が並べられ、ステージと反対側にPAブースがあった。ブースの前に長机とパイプ椅子。おそらくこれが審査員席であろう。
審査員席を眺めながら何故か胸がドキドキと苦しくなる。
さすがに各店舗の代表だけあって、なかなかまとまっているバンドの演奏が続く。
どのバンドからも音楽にかける情熱がステージから流れてきて、熱さにぼんやりしてしまう私。
11バンドの9番目、6号の出番が近づいてきた。
平団長と平妹副団長から、席前のスペースに移動しても大丈夫なことが伝言される。
いよいよだ。
ふと、ぽっかりと明るく見えた細長い隙間から、バックステージと思われる場所が見えた。
旦那もカメラを持って6号と共にあの向こうに居ることだろう。
目を凝らすと、緑と黒と白のシャツの背の高い姿。
檻の中の熊みたいに行ったり来たりしている、イケメンドラムスQちゃんだった。
メンバー緊張しているのかな、大丈夫、皆が居るよ。
ドキドキしながら、待って6号の登場。いつの間にか旦那も席に居た。
ステージから一番近い場所にぶわっと応援団が立ち上がる。
胸が熱くなる光景だった。
『五月』とタイトルだけのマツくんのMCの後、
おなじみの切なげなメロディアスなギターのフレーズでタツキくん
ドラムのQちゃんがお腹の底に響くようなリズムを刻み
ベースラインがしっかりと支える柴ちゃんのサウンド
艶のあるマツくんの声が言霊と共に響き渡る
6号の音が会場に溢れたとき
ステージから熱い風が吹いた気がした
この鳥肌を伴う想いを、どう表現したらいいのだろう。
何度でも思い出して、何度でも胸が苦しくなる
切ない五月のメロディが胸に迫る
どんなに人を好きになっても 何か足りない気がして いつも
サビが何より好きだ。
今日この日に賭けてきた6号メンバーの想いが
音に乗せて包み込むように会場に広がる
6号を大好きな皆の想いが、その場に居られなかった人たちの想いもふくらんでステージに届く
想いを受けた6号が、またステージからエネルギーを送る
見えないけど、見えないけど、熱くて
見えないけど、確かに、そこには強い想いがあった
もし見えてもあんまりにも白く輝いて発光していそうな光みたいな想いが
「忘れ物を取りにきました」マツくんのMCが響く
そして『約束の場所』
ビデオカメラを旦那と変わって、私は皆と一緒に跳ねて揺れていた。
6号の大きな黄色の応援幕、ぎっしり書かれた寄せ書き、黄色の6号タオル・リストバンド
どうしてもここに来たかったのに来れなかった人たちの想いと一緒に。
二曲に全てを込めた6号は輝いていた。
一体どれだけ集中してこの曲に賭けてきたんだろう、伝わる熱さだった。
演奏を終えた6号。Qちゃん、タツキくん、マツくん、柴ちゃん、
四人はすっきりした、とてもいい顔をしていた。
いつの間にか、涙が頬を伝っていた。
一時間半後、結果はおのずとついてきた。
「グランプリは・・・・・エントリーナンバー9番」
会場にピンと張った静けさ
「6号!」
名前がコールされ、ステージに向かって左側の床に座っていた6号と
ステージ前の応援団は、一斉に飛び上がった。
会場が揺れた瞬間だった。
私の視界の右端から黒い影が風と共に走ってきて6号の4人に飛びついた瞬間を見た。
それまで舞台監督としてこまごまとステージ上で働き続けていた島村楽器T氏が
思わず自分を抑えられなかった瞬間だった。
私の左の視界に、黄色のタオルで涙をぬぐう赤い目の旦那。
人前で泣くことを何よりもカッコ悪いと恥じる男が、自分を失った瞬間だった。
号泣する声と歓声が周りで聞こえる。
気が付けば私も涙で濡れていた。
ステージ上に並んだ6号の4人。
向かって左から、Qちゃん、タツキくん、柴ちゃん、マツくん。
それぞれ上気した顔は凛々しく晴れやか・・・・・・
居た、ステージの上にも感情を爆発させた赤い顔の男が。
涙をこらえる男のストイックな姿は美しい。
しかし、涙をこらえようと必死のあげく感情の堤防が決壊して男泣きする姿は、最も美しい。
みんながみんな、生まれたての赤ちゃんみたいに素直に感情を爆発させていた。
いい顔をしていた。
いいエネルギーの放出だった。
素敵な空間だった。
同じ空気を吸えて、幸せだった。
ありがとう、6号
ありがとう、一緒に居させてくれたみんな
涙を拭きながら、椅子に座り背中を折って携帯で6号のホームページを更新する旦那の姿があった
ここに来れなかった6号を応援する全ての人に
この嬉しい結果を一秒でも早く知らせるために
一緒にこの気持ちを共有するために
心打たれる姿だった。
妻より6号でも仕方がない、しょうがねぇなぁ・・と思わせる背中があった。
バスに揺られ、佐世保に帰り、情景を、瞬間を繰り返し思い出し
反芻しても反芻しても
さめるどころか、ますます余韻に浸る月の明るい夜。
名残惜しく集合写真を撮って解散した。
6号がくれた、覚めない夢。
胸に、こんなにも消えない興奮を残したまま。
6号は、九州の代表として11月6日、恵比寿のステージに立つ。